『アーティストはいつの時代も、その全身、その人生を使って、社会の感受性として生きている。彼ら/彼女らが感受した社会の閉塞感や歪み、希望や可能性が、私たちに共有された時、それは次の世界への入口になる。そう思っている。そのアートの最前線を駆け抜けた人が辿り着いた景色から本誌をはじめたいと願って、私たちは小山田徹さんに会いに行った。
パフォーミングアーツの先駆けであり世界のアートシーンに大きな影響を与えたダムタイプのメンバーとして、またコミュニティセンター「アートスケープ」「ウィークエンドカフェ」など様々な共有空間の開発を通して、そして震災後の宮城県牡鹿郡女川町での女川常夜灯「迎え火プロジェクト」を続けるなかで、彼が感受している創造性のこれから。その共有から『PLAY ON」をはじめます。

1984年に結成されたアーティストグループ。京都を拠点とし、建築、美術、デザイン、音楽、ダンスなど異なる表現手段を持つメンバーが参加、芸術表現の可能性を追求する。

人々が集い対話を繰り返すなかで、様々な社会問題に対する「当事者性」をいかに獲得するか。小山田氏はそのための「共有空間」の開発を試み続けている。