風の人、それはコミュニティの外からやってきてあらたな気づきをもたらす人。土の人、それは、そのコミュニティに根を張り、一つひとつ信頼と文化を育む人。地域をはじめ特定のコミュニティを持続的に発展させるために必要な2つの人材をそう表すことがよくある。はじめて宮内孝輔さんに出会ったときから、彼はそのどちらでもあるように感じていた。都市で飲食店併設ゲストハウスやシェアハウスを複数経営し食の産地と結びつけていた彼。その後は、再生可能エネルギーの研究をしていたり、古民家の移築を計画していたり、直径5mにもなる木製組立式ドームを製造していたり、軽トラックの荷台を住居にしたモバイルハウスを展開していたり、と会うたびに活動は軽やかに、でも根を感じる姿勢で話していた。 地球というコミュニティ単位で生きる人類の創造性、それを彼に探りたいと思った。循環する水の人の姿を求めて。